「荒城の月」を作曲した日本の代表的な音楽家・瀧廉太郎。その祖先である瀧家は、代々日出藩の家老などの要職にあった家柄でした。瀧家の菩提寺は数多くの日出藩士が眠る龍泉寺(りゅうせんじ)であり、瀧家および瀧廉太郎の墓が残っています。龍泉寺には廉太郎がドイツ留学時に愛用していた火鉢が残っており、また三の丸には廉太郎の父の生家跡があります。
瀧廉太郎の墓はもともとは大分市の万寿寺にありましたが、遺族の意向により平成23年に瀧家先祖の眠る日出町に移設されました。
二の丸館の前には瀧廉太郎のブロンズ像があり、秋には「ひじ文化まつり」に合わせて記念の音楽祭も催されています。また、定時になると防災無線で彼の楽曲が流れるなど、日出町では瀧廉太郎は「日出の人」として親しまれています。
時報で流れる楽曲名
- 12:00 花
- 17:00 雀(すずめ)
- 10:00 荒城の月
※春休み・夏休みなどの期間のみ
瀧廉太郎の墓と記念碑
滝廉太郎像(二の丸館前)
[場所]大分県速見郡日出町1856
[アクセス]JR暘谷駅より徒歩5分、日出ICより車で5分
[駐車場]隣接の松屋寺駐車場をご利用ください。