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松屋寺(しょうおくじ)


■日出藩木下家の菩提寺

 松屋寺は、前身を西明寺といい、日出藩初代藩主・木下延俊(のぶとし)が慶長12年(1607)に、祖母の朝日の方(豊臣秀吉の正室・高台院の母)と妻の加賀の法名から「康徳山松屋寺」と改称しました。

 境内には、木下家墓所・日本一の大蘇鉄(ソテツ)・秘宝殿などがあり、雪舟の造園であるといわれている庭園もあります。

 

■日本一の大蘇鉄(国の天然記念物)日本一の大蘇鉄

 本堂の前庭には日本一と名高い大蘇鉄がそびえています。この蘇鉄はもともとは豊後府内城に植えられていた物で、明暦2年(1656)、2代藩主・木下俊治が府内城番交代で帰城の際に持ち帰ったといわれています。

 樹齢は約700年といわれ、高さ6.1m、株元の周囲6.4mもの大きさを誇っており、その姿には圧倒されます。

 

■秘宝殿松屋寺・虎の頭骨

 境内にある秘宝殿には、豊臣秀吉による朝鮮出兵の際に、加藤清正が現地で虎狩りをしたときの「虎の頭骨」が展示されています。これは初代藩主・木下延俊が秀吉より賜ったものといわれています。

 この他にも、足利時代以降の茶の湯に珍重された「天目茶碗(宗時代)」、鎌倉時代の「絹本著色仏涅槃図」など、多くの寺宝が保存・展示されています。

※秘宝殿は、毎週水曜日に休館します。

 

■木下家墓所(町の有形文化財)木下家墓所(大名墓)

 境内北西部には、寛永年間(1630頃)日出藩初代藩主・木下延俊が松屋寺に開設した墓所(大名墓)があります。

 本堂の北西方向に位置しており、日出藩歴代藩主や親族、家臣の墓52基が林立しており、その数・規模・壮麗さは県内随一といえます。

(※13代・16代は神葬のため、東京・青山霊園の墓所に葬られている)

 平成15年(2003)、町の有形文化財に指定されました。

 

■雪舟の庭・心字池心字池

 松屋寺の本堂の奥にある、日本名園のひとつに数えられている庭園。

 水墨画の大家・雪舟は、文明2年(1470)から6年間、大分市の万寿寺で修行中、豊後路の旧跡を巡っていた折、松屋寺にも滞在しており、この庭園は雪舟が造園したといわれています。

 庭園内にある「心」という文字の形を模した池は、心字池(しんじいけ)と呼ばれています。

 

 ⇒松屋寺の案内図をダウンロード(1.19MB)

 

 

[電話] 0977-72-2561
[場所]大分県速見郡日出町1921

[アクセス]JR暘谷駅より徒歩10分/日出ICより車で5分
[駐車場]20台(大型バス可)
[拝観時間]9:00~17:00 ※秘宝殿は水曜休館
[拝観料]一般(高校生以上)300円、小・中学生200円
[HP]http://shouokuji.jp/